偏差値2那由多

一般男性の公開ポエム

もう、無理に大学に行かないでアニメを見るか投資家になればいい

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先日、階級制度について考察するエントリーを書いた。

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この記事では「平等という概念において、権利と機会は別のものとして考えるべきである」「そこまで合ってないものに無理に合わせる必要はない、そもそもその選択肢は全体で見てlose-loseの可能性がある」といった事を伝えたかった。

この議論において、学問や教育も同じテーブルで話すことが出来る。

現代の日本を始めとする先進国は、大学に行くことある種のステータスと化している。概念自体は大きく間違っていないが、大学を単なる昇進のための場所として扱われていることに疑問を持つ。事実、ハーバードよりも難しい倍率100倍の「最難関」と呼ばれている大学は、実は職業専門学校だったりする。

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正直なところ、カネを作るためにに百万単位のカネを注ぎ込むことはまあ馬鹿馬鹿しいと思うが、それ以上に「大学に行く必要がない人」が無理をしてでも大学に行かなければいけない現実が恐ろしい。他にもハーバード、オックスフォード大学など世界中の名門・難関大学を見ると、大学で勉強することは無条件で正しいことで、キャリアアップには必要不可欠のものといった前提で話が進まれている。しかし、それは本当だろうか?

「平等は絶対的に優先すべきだ」といった概念は「大学に行かなければいけない」といったレトリックに大きく反す。大学は個人個人の経済的状況や性格を考慮した上、それでも行く理由がない限りは本来行く必要がない。現在の富裕層は大学に行かなければ将来成功しないような社会を作った上で、それによって生じる貧困層の苦労の一切の責任を取らない。その上「世の中は平等だ」と謳い追い打ちをかける。

実際に僕は高2の進路調査で「就職」と答えたところ、当惑され色々と質問攻めにあった。進学校だったからまあ予想はつくが、正直僕には大学に行く理由が本当になかったのだからほっておいてほしかった。まあ実際に大学に行きながらこのエントリーを書いてることはかなり滑稽ではあるが。

 

僕は、世の中の大半のエスタブリッシュメントに反し、新しい生き方を提唱したい。「大学に行かないでアニメを見るか投資家になる」ということだ。

今の大学には、無駄が多すぎる。企業に就職するための場所と化していて、目的と副作用が完全にすり替わってる。もしも本気でカネを稼ぎたかったら投資家にでもなればいい。

最近は仮想通貨に投資すればハイリターンの可能性は前よりも十分あるわけだし、確実にそこらの企業に務めるより確実にいいはずだ。良心的な会社ってのもなくはないんだろうけど、明らかにブラック企業と呼ばれるたぐいのものが増えている。そんなとこに忠誠を誓うくらいなら投資家になって稼ぐギャンブルの道を選んだほうが合理的ではなかろうか。

もちろん、大損する可能性はある。しかし、40年間も雀の涙ほどの給料を得るために企業に忠誠を誓い続けるほうが損ではなかろうか?

日本にはそこそこはセーフティーネットがある。それは生活保護であったり最低賃金であったりする。このような社会保障の問題はさておき、酷く負けても即死することは早々ないし、敗者復活のチャンスも有る。これを選ばないくらいに魅力的なものが一般的な就職にあるのか疑問だ。

 

それでも企業に務めたいと考える物好きの人は、大学に行かずに企業目線で「求められているモノ」を探すためにアニメを見ればいい。

アニメと言ってもピンからキリまであるからなんとも言えないけど、その「求められているモノ」に近いものを考えるヒントをくれるものがいくつかあるから紹介したいと思う。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

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通称俺ガイル。この手の作品では王道。主人公比企谷八幡が「奉仕部」に所属し、他の二人の女子部員と共にその名の通り奉仕活動をするというもの。いわゆるネガティブ思考のぼっち(実際にそうであるかはここでは置いておいて)である八幡が活動を通して社会とか変わった時にどのような反応をするのかを反映している。序盤はラブコメ臭が強いが2期ですべてを総括し人の根源的な欲望に迫る。「知りたい」「知ってほしい」といった欲望とそれに反する現実を一つ一つ丁寧に描写している。

企業のような場では、協調性とコミュニケーションが求められる。しかし、「求める」行為は本質的に一報性があり、結局うわべの関係性しか保たない。そのような場面で個人がどのように環境に適応するのかをこのアニメははっきりと示している。中高6年間の部活で集団性というものを学ぶらしいが、そんな非効率的に学ばなくてもこのアニメを12時間見るだけでそれ以上のものを得られる。このアニメを見て得ることの出来るスキルは就職する際に便利になるだろう。

 

 亜人ちゃんは語りたい 

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亜人」というマイノリティが存在する世界で、生物教師高橋が亜人である女子生徒をサポートするというもの。亜人は童話や神話に登場する特性を持ったヒトで、それによって日常生活に支障をきたしたり周りから一線を引かれたりする。そのような生徒達が先生のサポートでコミュニティを作り成長するというもの。

この物語は、「亜人」といった存在しないキャラクターに置き換えることで「マイノリティに対して何をすべきか」「気を使うとは何か」「マイノリティは何をすべきか」と言ったアイデアを明確に示している。

バリアフリー化や同性婚への理解などは恐らく解消されないだろう。何故ならば我々は他人を理解することが出来ないから。集団において重要なことは他人に気を使うことではなく、個人個人が自身の役割や出来ること出来ないことを明白にすることだ。相手のことを理解したふりをする上辺の関係では駄目なのだ。特にマイノリティという理解することが余計に難しい存在がいる環境では、そのようなことをもっと意識する必要がある。そして、それはマイノリティも然りなのだ(マイノリティじゃない人間が一方的に気を使うというわけではない。というよりも、マイノリティも十分気を使って生きているといういことは実はあまり考慮されていない)。

マイノリティに関する議論がまだ発展途上の社会において、企業はそのような道徳的な視点を持つ人間を見るだろう。企業内の関係性だけでなく、顧客とのコミュニケーションにも必要とされるだろう。とりあえず亜人ちゃんを見て考えを深めるのはどうだろうか。

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その他

他にもいくつか有るだろうが、此処では割愛。他にも知っている人がいたら是非教えて欲しい。というのも、僕もこれを実際に実践したいからだ。

 

 

お前それ本気で言ってるの?

これに関してはもっともな質問だと思う。じゃあ僕が今すぐ中退して俺ガイルと亜人ちゃんを見直したり投資家になったりするか言われたら微妙なところだ。そもそも僕が大学に入学したのは非常に消極的な理由だったが、それでも「就職」「カネを稼ぐ」といったこととは程遠い理由だった。

それに本当にアニメを見ることで就職に有利になるかは疑問だ。実際に俺ガイルや亜人ちゃんを見た人間は何十万人もいるだろうが、そのうちの何人が実際に就職に有利に回ったかはわからない。

投資だって失敗する。先日もビットコインが大暴落したし、投資が100%安定するということはありえない。常にリスクと隣り合わせで生きるのが嫌という人もいるだろうし、そもそも企業に勤めるような形で徐々にお金を集めるスタイルが好きな人がいるだろう。だから僕が言ったことを全ての人間に勧めることができるわけではない。

結局、絶対的な問題の解決方法というのはないのかもしれない。

しかしアニメを見るにしても投資をするにしても、すべての人はある種平等な機会を持って実行することが出来る。それは目に見えない階級があっても階級制度は事実上存在しない日本や他の社会において、ある意味同調圧力で大学に通わせるよりも道理にかなう。それに、先程述べたように大学が一種の職業訓練学校と化している現実を見ると、本当に大学に行くことが無条件に正しいことなのか疑問が浮かぶ

 

現在、様々な教育者が現状を変えようと必死にがんばっている。それは今まで以上にアクティブラーニングに重点を置いた教育だったり、AOや推薦などのヒトを見る入試だったり、返済不要の奨学金制度だったりする。それは大いに評価に値することなのだろう。

しかし、このような事をすればするほど教育を受けたり学問を追求することが一種のアッパーカーストになる。それは階級制度を前提とした階級ではなく、「みんな違ってみんないい♡」を前提とした平等社会におけるエラーだ。貧困層はますます無駄に努力を強いられるようになる。

もっと根本的な変化が必要なのだ。

今後高等教育の事を考察する人がいたら、アニメを見ろとは言わない。そんなこと考えてないで投資しろとも言わない。ただ、大学に行かなければいけなかったり大学が企業に媚びを売るためのアイテムを揃えた場所になっている現在の状況がある種社会の闇を反映しているということを考慮していただきたい。 

 

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