偏差値2那由多

一般男性の公開ポエム

自転車にハマっている話

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最近自転車にハマっている。

高校の課外活動とか、ツイッターの身内で花見行った時以外はここ5年以上の間で1度も自転車に乗ってなかった。そもそも運動ができない人間なので、体を動かすことを楽しいと思ったことがなかった。

それが変わったのはここ数週間の話。以前も少し書いたが僕はアニメに影響されやすいオタクなので南鎌倉高校女子自転車部を見てから自転車に乗りたくなった。

 

僕は自転車を持ってないので、身内で自転車をあまり使ってない人からクロスバイクを借りることにした。最初は近場の室内プールまで往復してみて、どんな感じなのか試してみた。

僕は基本交通手段が徒歩か電車なので、その間の速度というのを長いこと経験していなかった。意識してみると不思議な速さで、歩いている人にはぶつかりそうだけど走行中の車からはぶつけられそう。そんな危急存亡な状況とは裏腹に、風をすり抜ける爽快感が合って気持ちいい。

どっぷりハマってしまった。

 

ここのところなんやかんや忙しくて家にずっと引きこもって作業してるけど、限界が来たら家を出てサイクリングに出ることにした。サイクリングと行っても8時間もひたすら林をジグザグするわけではなく、家からすぐのところを目的もなく冒険するだけのこと。

僕は家から半径数百メートル以上のところに基本的に用がないので、最寄りの駅から先に何があるのかを知らなかった。他の駅も、駅の周りのコンビニやチェーン店の位置を把握している程度で、その場所が一体どういう場所なのかについて深く考えたことは一度もなかった。また、最寄りの駅から別の駅まで「電車がつながっている感覚」はあるけれど、物理的につながっている感覚はなかった。

それが自転車にのることでつながってきた。RPGで隣町に行く道が開放されたような感覚だ。この道がどこにつながっている、この小道は隣の大通りにつながっているんだ、といった地理的な情報が頭のなかでつながってきた気がする。

 

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近場も飽きてきて、少し遠くに行くようにもなってきた。遠くと行っても、忙しいと言えば忙しいので、自宅から半径20km以上のところには行かないが。基本的に必要な作業用具を持っていって、サイクリングに疲れたらマックやファミレス、もしくはカフェで勉強するといった事を毎日している。

南鎌倉高校女子自転車部でひろみが「自転車は不思議だ」と言った。まだにわかの僕でも同意できる。歩くよりは速く電車よりは遅い微妙なスピード感が、思ったより遠くについたときの達成感につながる。疲れよりも達成感のほうが大きいので気分もいい。こんなに楽しいならもっと早くに自転車に乗ればよかったとさえ思える。

 

 

 

個人的には「自転車は素晴らしいからみんなも乗ろう」といった美談にした方たのだが、実はそううまく行かなかった。

 

先日自転車に乗った帰りに坂道を下る際、間違えて前輪にブレーキを掛けてしまい横転し、頭を打って怪我をしてしまった。

ヘルメットをしていたので最初の衝撃は抑えられたが、反動で大きめだったヘルメットがずれてしまい、2度めの衝撃で頭に傷を負ってしまった。

大した傷ではなかったのだが、首もむち打ちみたいになってしまった。また、何故かあとで熱を測ったら高熱だったので、脳外科に検査に行くほどの大事になってしまった(頭を打って熱を出すことはないので、たまたま同じ日に風邪を引いただけだとあとでわかったが)。

要するに何を言いたいかって、調子に乗りすぎてもいけないってことですよ。ヘルメットは大事ですよ。

 

 

 

そんなことがあっても傷が治ってきてまた自転車に乗りたくなってきた。やっぱり自転車は不思議だ。

まあちゃんと気をつけていれば大きな怪我をすることはないと思うのでみなさんも乗ってみたらいいと思いますよ。ちゃんとヘルメットを付けて水を飲んでこまめに休憩をするような健康で安全なライドは楽しいはず。特に運動不足のオタクにはおすすめ。脚の力だけで知らない土地に行けるなんてワクワクするでしょ。