偏差値2那由多

一般男性の公開ポエム

Facebookと多様性

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2年前のものだが、Facebookの社員があまり多様ではないという記事を見つけた。

www.huffingtonpost.jp

記事によるとFacebook社員の多くは白人であり男性が圧倒的であり、よって多様性が広がってないというのだ。様々な人種がいたり性別を均等な人数で配置されるのは疑う余地もなく「多様な」環境なのだろうか?そして、何故「多様」でなければいけないのだろうか。

 

勝手な予測だが、このような記事を書く人間が考える多様性の強さとは「思想の多様性」なのではないか。つまり、様々な人間がいることで別々の価値観がぶつかりあうので面白い、ということだ。

しかし、様々な人種がいたり女性と男性が同じ比率で存在することが思想の多様性を生むというのは少し早とちりしすぎな結論だと思う。何故ならば、必ずしもバックグラウンドが思想を決めるとは限らないからだ。

例えば、昔の奴隷制度の影響で未だに貧困に苦しむ黒人というのは多数いるが、一方でホームレスの白人だって一定数いる。宗教観においても、比率は違うかもしれないけれども白人と黒人とヒスパニックの中には一定数キリスト教徒がいて他の宗教を信仰する人もある程度いるのだろう。別に人種がどうこうの話だとは思えない。

そもそも、ハフィントンポストの読者を含むリベラル派の人達はGender Stereotype (性別に基づくステレオタイプ)をとことん嫌うのだが、企業内の性別の比率の話なると突然多様性が〜と説教を始める。「男性はこういうふうに考えて、女性はこのような思考をする」と言った一般論を嫌うのに、男性と女性の比率が多様性を育むといった持論を展開するのはおかしくないか?その一般論を否定するということは、男性が何人いようと女性が何人いようと彼らの言う多様性と言うのは本来変わらないはずだ。

 

僕の持論なのだが、彼らの言う「一番多様な環境」というのは日本の公立の小学校だと思う。

公立の小学校は「同じ地域から来ている」「年代が同じ」というフィルターだけで児童を集められている。だから男女比がバラバラになるかもしれないし、金持ちから貧乏まで様々な子どもが集まる。親の政治思想も極右から極左までいる。キリスト教徒も学会員も一定数いるだろう。在日やハーフもいるし、場所によっては特別学級も用意されている。僕のいた小学校は、下級生に脚の不自由な子が入学すると決まったので急遽バリアフリー化とエレベーターの設置を決定した。

「住所が近い」というもの以外は特に選別されていないため、本当にバラバラの人達が集まる。バックグラウンドや経験においても違うものを持っている子どもだらけなので、思想が違ってぶつかり合うという彼らの理念にも一致する。

 

だから、そこまでFacebookやハフィントンポストが欲しがってる「多様性」とやらを実現させたかったら抽選システムなり住んでる地域に限定した選別なりをすればいいと思う。まあ、アメリカなら同じ人種があつまって一つの地区に住んでいたりしそうだし技術の強さとかに制限が掛かりそうでもあるし、何より「多様性」とやらが存在するかどうかすら怪しいが。

 

 

ネット民の痴漢の見解はおかしくないか?

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以下のネタがバズった事がちょっと残念だ。

今インターネットで痴漢の話をすると、必ず痴漢冤罪が付きまわってくる。それは必ずしも大きく間違ってることではない。そういった事案があるっていうことをより多くの人に知らせるということは大事だと思う。実際に現状のシステムだと痴漢冤罪にかけられると未来が真っ暗になるので、より多くの人が理解する必要がある。

ただ、この動きで痴漢をないがしろにするのは、むしろ問題を悪化させるだけではないか?

 

僕は最近の行き過ぎた「痴漢の定義」についてはかなり懐疑的なのだが、このような痴漢冤罪関係のツイートに関してはちょっとどうかなと思う。それは仮に罪滅ぼしに「いや、痴漢も痴漢冤罪も良くないと思いますよ」と付け足したとしてもだ。何故ならば、言っていることと実際に考えてることが乖離しているからだ。それが単なる「ネタ」だとしても。

この缶バッジが訴えているのは痴漢をやめろということだ。それ以上でもそれ以下でもない。このツイートはそれに対して痴漢冤罪で難癖を付け、この缶バッジに対して批判をしている。確かに痴漢冤罪というのは存在するが、缶バッジに対する批判材料には本来ならないのだ。

はっきり言ってクソリプだ。

 

僕は、痴漢冤罪を減らしたいんだったら「痴漢をやめよう!」と言っている人達をネガキャンするのではなく、実際に痴漢を消せばいいと思う。そして理論上は出来なくもないはずだ。

一つは痴漢の原因となる満員電車の解消だ。特に首都圏のラッシュアワーは人権侵害と言ってもいいほど電車が混む。あそこまで人が詰められると、仮に痴漢をされても誰が触ったかわからなくなる。また、周囲にいる人も他人の下半身をジロジロ見ることすらできない。痴漢には絶好のチャンスだ。

また、満員電車内だと仮に痴漢をされて勇気を出して声を上げても間違えた人を捕まえてしまう可能性がある。それに便乗して、実際には痴漢をされてないのに「痴漢された!」と大声を出して民事訴訟してカネを巻き上げようとする輩も出てくる。そういった意味で、満員電車は痴漢冤罪のリスクが非常に高い。

だったら満員電車を解消すれば根本的に電車内で痴漢をするリスクも痴漢冤罪も減る。例えば電車の本数を増やしたり、バス網を広げて路線を増発すればいい。渋滞が心配なら、シンガポールERPのように課金型の交通規制を儲けて交通量を少ない道に流せばいい。中国みたいに、乗り捨て可能な自転車を流行らすことだって出来る。本当にどこまで効果があるかはさておき、満員電車を解消するだけだったらこういった案がいくらでも出る。

批判をするんだったら痴漢をやめようって言っている人達に投げるのではなく、痴漢をしやすい環境を放置している行政にすればいい。痴漢を減らそうと努力している人にハッパをかけるのはお門違いだ。

 

あとは「痴漢ってかっこよくないよね」というメッセージを広めることが重要だ。

極論を言えば、痴漢という行為そのものがなくなれば痴漢冤罪はなくなるはずだ。仮に誰かが痴漢をすることが絶対的にありえない世界なら、誰かが「この人痴漢です!!」と言ってもそれは一瞬で冤罪だとわかる。

現実的かと言われたらかなり無理があるが、みんながちょっとずつ「痴漢はクールじゃない」と思い始めれば痴漢をしている人も痴漢をしなくなるかもしれない。そういった意味で、このような缶バッジは有効的だ。痴漢とは明らかな犯罪なので、痴漢は悪だと主張し続ければいい。

 

そのような意味で、現在「痴漢をやめよう!」という人がいると必ず「お前は痴漢冤罪を知らないのか!」とでしゃばって来るネットユーザーは少し頭を冷やすといい。痴漢冤罪は確かに難しい話だけど、痴漢を減らそうとしている人に対してそれをぶつけたところで自分の首を絞めるだけなのだ。

完全栄養食を試してみた

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完全食とやらが少し前に流行っていた。「1食に必要なすべての栄養素を含む」粉で、液体に溶かして飲むと1食消えるというものだ。

2週間ほど前に放送されたザ・ノンフィクションで、日本一有名なニートとして知られる@phaさんが「SFっぽくてギークがよく好む」といった紹介をしていたので、気になって試してみた。

www.comp.jp

自作することも出来るらしいが、長期的にどれだけ飲めるかわからなかったのと、そもそも試してみたいという気持ちのほうが大きかったのでとりあえず商品化されてるCOMPに手を出した。3つ入りで300円。朝食にはちょうどいい。

とりあえず、ドキュメンタリーの方でもあったように牛乳に混ぜて飲んでみた。粉を水筒に入れて、牛乳350~400mlを注入して40回くらい振って飲んでみた。

 

とても変わった味だった。多分「きなこジュース」っていうのが一番適切なんだろう。きなこっぽくて、あとホットケーキミックスっぽい味もする。ほのかに甘い感じ。それでもって少しドロドロしてて、でも一応液体としては弁えてる。

水っぽかったけど、でもやっぱり重かったのでゆっくり飲んだ。というよりも、朝他にやることがあったので、作業をしながらゆっくり口をつけた。

 

僕が一番ビックリしたのは、不思議な満腹感だった。ただただ液を飲んだだけなのに、お腹がしっくりきてる感じがした。点滴を打つ時は「食事をしたい」とは思わないけど、胃が何か足りない感じがある。それとは違い、食欲は無に等しく、更に胃も満更でもない感じになっていた。顎を一切動かしてないので本当に不思議な感覚なのだ。

 

僕は最近移動が多く、結構外で安くサッと食べられる牛丼などでいつも食事を済ましていたのだけれど、どうも同じ味に飽きてきたのと明らかに栄養が偏ってるものばかり食べていてちょっと辛くなっていたのだが、これなら完全栄養食はこういった問題を一瞬で解決できる気がする。

まず、割る液体を選ぶだけでだいぶ変わる。今回は牛乳だったが、ネットのレビューを読む限りお茶なりジュースなりコーヒーなりを混ぜてもそこそこ美味しく飲めるという。だから味に飽きることはそうそうないのだ。

更に簡単に飲めるので、移動時間中でも飲める。電車の中とかでもサッと食事を済ますことが出来るのだ。

そして栄養素の偏り。完全栄養食を取ることでどれだけの栄養素を体が摂取するのかは分からないが、牛丼などファストフードばかりに頼ってるよりは明らかに効率よく様々な栄養素を摂取できると思う。

そもそも、「ファスト」に済ませたいフードなのに案外と中途半端な時間がかかる上に摂取できる栄養素が偏っているというのは労多くして功少なしと言える。かなり名前の割にコスパが悪い気がする。そういった意味で、完全栄養食はかなり燃費がいいと言える。

 

それにしても、こういった商品がコンビニの店頭にあったらいいのにな、と少しぼやいてみたが、それはそうも行かないのだろう。

何故ならば、この商品をおいてしまうとコンビニに置いてあるかなりの商品が「いらない子」になってしまうからだ。コンビニで買う食べ物の多くは「味」を求めるというよりは「栄養を摂取する」「満腹感を得る」といった目的を持つもののほうが圧倒的に多い。まあ味のクオリティは右肩上がりだろうが。

それをド直球に否定してくるのがこの完全栄養食だと思う。だってそこまで面倒くさいことをしなくても粉を溶かすだけで飲めるのだから。もしウィダーインゼリーのように使い捨ての完全栄養食が売られてしまったら、それこそ他の商品の存在意義は皆無になってしまう。

ただ、飲食業界には色々な柵があるんだろうし(多分)、そういった意味で「いらない子」にすることは出来ないんだと思う。

 

まあ、味を求める場合もあるから「存在意義が皆無になる」と言うのは少し言いすぎかもしれないけど。

そもそも「毎日同じ味があると飽きる」と思っちゃう時点で味に執着はあるんだよね。そういった古典的な欲求を壊しに完全栄養食ってあるんじゃないかなと思うんだけど、結果として「味」だとか割りと根本的に無駄なものを否定するには時間がかかるのかもね。

そう考えると、コンビニなどにある既存の商品を置き換えるというよりは、宇宙食とか非常食的な役割のほうがこれから強くなるのかな。まあよくわからないけど。

 

どちらにしても、一度試すに越したことはないと思うし、こういったものがあるんだよといったことがもっと認知されると嬉しい。特に栄養が明らかに偏ってるものに毎日嫌々課金してる人は是非試食を考慮すべきだと思う。栄養的にもコスパ的にもかなりアドなので。

インターネットで調べ物するのが嫌になることがある

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たまにインターネットで調べ物するのが嫌になることがある。

最近のインターネットは本当に使いものにならないことがある。本来、インターネットはもっと情報を簡単に渡しあえるものとして機能するはずなのに、それが機能しないことが度々あるのだ。

 

例えば僕は中学の頃からニキビが酷くて、特にストレスが溜まったりすると一気に顔が酷いことになっていた。かなり悩んでいたので、インターネットでニキビの直し方などを調べてみた。

検索結果は本当に酷いものだった。どのサイトを見ても同じようなニキビの解説をした後、僕に美容製品を押し売りしようとしてくる。

確かに、これを買うことである程度ニキビは治るかもしれない。しかし、どれだけ効果があるのかわからない製品に毎月何千円も課金しろと言うのがあまりにも胡散臭いのだ。石鹸だけでなく乳液や化粧水、よくわからないオイルとあれこれ買うと月に数万かかりそうな域だ。

僕は皮膚科でもらった塗り薬を使ったところ、完全には治ってないが前よりはニキビが増えることは全然なくなったし、肌も前よりはきれいになった。インターネットで月に高いカネを費やしてまでニキビ対策する必要などなかったのだ。

こういった美容・医療問題に関してインターネットに頼ろうとすると本当にろくでもないものばかり出てくる。ニキビだけでなく、他の身近な医療的な悩みを検索するとキューレーションサイトばかり出てきて、本質的に僕が求めているものがなかなか出てこない。もっと低コストでわかりやすくて根拠のある解説があるものを探しているのに、医学の知識に乏しそうなライターがコピペしながら書いたとひと目で分かるステマ記事ばかり目につくのでなかなか頭にくる。

僕は、一段落が一行で終わる医療記事は読まないことにしてる。本当に時間の無駄なのだ。

ニキビってだけでかなり悪質だと思う(顔はファースト・インプレッションに影響を与えるもののだけに)が、それがもし深刻な医療問題でも起こっていたとしたら余計におかしいと思う。本当に細心の注意を払う必要があるものをダシにしてまとめサイトが商品を売りつけるようなのはあってほしくないし、もしあったとしたらインターネットに殺される人がいるかもしれないと考えると気持ちが悪い。

 

同じように、中国や韓国のことを調べても面白いほど駄目なものばかりでてくる。

インターネット上には「正気か?」と思うほど半島や大陸が嫌いな人が信じられないほどいる(もちろん、実はそこまで大した人数じゃない可能性もあるが)。最近将棋で話題の藤井四段が豚キムチうどんを食べた事を理由に「在日だ!」と叫んでいた人がいたが、とにかく嫌韓・嫌中の人の中には過激な人がいて、それもたくさんいるのだ。

僕は日本人という意識はあるが、日本の現在の国家(というよりはNation-stateといったほうが的確)に対しては全く帰属意識がないので、「在日や中韓が日本をダメにする!」といった主張はあまり理解できない。それに仮に在日の人をボコボコに迫害したり逆に過剰なまでに甘やかしたとしても、僕の生活が無条件によくなったり悪くなったりするとは考えられない。実際、殆どの人の生活や生き方に影響をおよぼすことはない。そういった意味で、僕はこういった問題にかなり無関心だ。

だからインターネットで真面目に中国や韓国の事を調べたときに「また韓国がアホな事をした」「在日死ね」「○○は在日だ!」という事ばかり出てくると心底うんざりする。僕が知りたい情報は教えてくれない代わりに、まとめサイトのくだらないアンチコメントばかり見せられるとすごく迷惑なのだ。

確かに中国や韓国の人がおかしなことをすることもあるし、在日外国人の人が日本で悪さをすることはあるんだろうけど、それは中韓に限定した話じゃないし純日本人だってたくさん悪さをする。はっきりいって、どうでもいい話なのだ。

 

ニキビの話にしても中韓の話にしても、僕の調べ方が悪い可能性も否めない。そりゃインターネットって言ったってGoogleだけじゃないし、調べ方によって出てくるものだろう。でも、逆に考えてそんなに複雑で高度な検索をしなきゃいけないってことは、一部の分野はインターネットで調べ物するのに向いてないってことだ。

そりゃ論文とかを漁って読むのもいいかもしれない。毎月ジュースを1杯飲む金を諦めさえすれば世界中の良い論文を読める時代だから、そうやって課金して学術的に調べ物をするのはいいだろう。ただ、それだと「気軽にちょっとした調べ物をしたい」といった欲望に反する。

何をどう答えても、インターネットとしてあって欲しい姿から離れているのだ。

もしも知識不足だけが原因でまとめサイトの勧める商品に毎月数万円課金したり、インターネットにある中韓や在日の情報だけを鵜呑みにしてネトウヨの思想に走る若者がいたら、それはとても残念なことだと思う。

こういった「調べ物をしてもクソみたいな情報しか出ないことがある」「クソみたいな情報を鵜呑みにしちゃう人がいる」という現実を見ると、インターネットリテラシーを徹底した教育が必要なのかなあ、って考え始めた。 

ミネルバ大学という試み

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「ビリギャル」で有名な小林さやかさんが、アメリカの新しい大学について触れた。ミネルバ大学という所だ。

ameblo.jp

僕も以前から興味があって、名前をちらほら聞く大学だ。

現在の教育に変革を起こそうとここ数年で出来た新しい大学だ。大学のキャンパスは存在しない代わりに学生寮を用意して、学生は寮内でオンラインの講義を受けるという。そして学生は4年間を通して世界7カ国を旅しながら、現地で変化を起こす「何か」をする。

日本はもちろん、世界的に見てもまだまだ知名度が低い大学だが、卒業生を出してそれからどういう風に広まっていくのかが期待されている。

www.minerva.kgi.edu

www.futureedu.tokyo

 

小林さんのブログではミネルバすごいすごいって書かれていて他のサイトを読んでいてもそのような印象を受けるが、まだまだ改善できるところというか、不完全燃焼なところがあるんじゃないか。というよりも、新しい挑戦だからこそ疑問に思うことを発信すべきだと思うし、いいね!いいね!と連呼するだけでは挑戦にはならないのだ。

僕はこの大学のことを調べて、そもそも論として色々な疑問が浮かんだ。それはミネルバ大学だけに留まらず、教育全体として投げかけられる質問だと思う。

大学は職業学校なのか

ミネルバ大学を見て最初に思ったのは、ここは大学なのか職業学校なのかだ。大学によると、「雇用主はクリティカルシンキング、コミュニケーション能力と社交性を持っている人間を欲しがっている」らしく、他の大学とは違ってこの3つの能力を育むことに全力を入れているらしい。「知識を教えるのではなく、考え方を教える」という。

どうも、大学というのは雇用されるのが前提とされている機関だと勘違いしているのだ。

僕は大学を職業専門学校の付設校として営業することに否定的だ。本来、大学とは自分が興味のあることを追求することが目的であり、それを就職につなげるかは二の次にされるべきだ。

だから、新しい試みのはずが結局ハーバードなどのトップと言われる大学がやってることと同じ事をやっているミネルバを見てると「結局何をどうあがいても大学を職業学校として位置づけるしかないのか」と溜息が出る。

 

教育とカネ

学生は世界7カ国を旅し、その地域でプロジェクトを起こし変革を齎すカリキュラムだという。授業は午前中で終わらせ、教育の時間の大半を実習(プロジェクト)で費やすという。何事も知識武装ではなく現場百遍だと伝えたいのだろう。

正直なところ、これをするのならば学費を徴収するべきではないと思う。大学無償化をすべきかどうかという議論があるが、実際のところ私立大学が大学無償化に成功した例が米国では少なくともないため、これに関しては賛否両論がありそうだ。

ただ、インプットよりもアウトプットを学生に求めるのならば、学生に課金を求めるのは違うと思う。無理にロンドンやサンフランシスコなどの既に発展した街ではなく、途上国の僻地に放り込んで地域の助成金で学費を潤し、対価として街の発展させるプロジェクトを求めればいい。

ミネルバは学費が低いことを売りにしている。

Pythonを習うのにウン十万ドル払うのは馬鹿馬鹿しい」といって作り上げた大学だ。実際、Youtubeで過去の講義をタダで見たりすることが出来る時代にこんなにぼったくるのはアホだ。

市場価格と実際の知識の価値というのが大きくかけ離れているという主張はごもっともだし、それを批判するのももちろんだと思う。

だったら、学生にクオリティの高い労働をさせる代わりにカネを求めなければいい。クオリティの高い学生を呼んでいると言っているのだから、なおさらプロジェクトのクオリティは余計に高くなるだろう。そのプロジェクトに相当な対価を支払うのは当たり前のことじゃないか?Pythonを習うのに相当な対価を求めるのが当たり前のように。

 

エスタブリッシュメントと変わらない発想

上で少し触れたが、結果としてやってることがエスタブリッシュメントと変わらないな、と思う。

日本人が大学の「強さ」を測る時、恐らく最初に出すのは偏差値だと思う。これがどこまで正確に大学の姿を反映するのかはかなり疑問だが、実際に一番パッと来る数字は偏差値だろう(このブログのタイトルはもちろん風刺)。同じように、アメリカで大学の強さを測るときは合格率(Acceptance Rate)というのが使われる。数字の意味は全く違うが、ニュアンスがかなり似ている。

ミネルバ大学は宣伝文句で必ず「ハーバードよりも低い合格率」「ハーバードよりも安い」「ハーバードよりも留学生が多い」「アイビーリーグやオックスブリッジを蹴ってミネルバに来た学生」を売りにしている。

僕はこの宣伝文句を見るたびにちょっとがっかりする。なんでハーバードを引き合いに出して自分たちがエリートだと主張しなきゃいけないんだろう、と思う。

僕はミネルバ大学というのは忌々しい既得権益層が守ろうとする教育構造を壊すいわば第三の道だと思っていた。でも、見当違いなのかもしれない。

結局主張したいことは「我々は正しいことをしていて、それはハーバード大学を見ると一目瞭然です」ということだ。結局既得権益層と同じレールに乗らないとアピールが出来ないのは残念極まりないし、同じことをしているのにハーバードのやっていることを説教するのは図々しいにも程がある。

他人を蹴落として自分を高くする方法は嫌いだ。そういうことばかりする大人を何人も見てきたけど、ミネルバみたいな面白い取り組みをしているところには決してやってほしくない。

 

それでも嫌いになれない

ここまでけちょんけちょんに言っているから僕はミネルバアンチなのではないかと勘違いされそうだが、僕は決して否定的には見ていない。

正直、僕が指摘したことは言い方一つでガラッと変えられる程度のものだ。まあカネに関してはちょっと違うと思うけど。それでも致命的な問題ではない。

今の教育は無駄が多すぎる。無駄が多いくせに本質的に必要な問題は適当にやり過ごそうとする。ミネルバ大学ははっきりとそう主張した。そして僕はこれは正しいと思うし、ミネルバ大学の「無駄なところは決定的に潰し、本当に必要なリソースに回す」というところはとても好感が持てる。

「オンラインで授業をする」ことも手段だと聞いた時、かなりホッとした。しっかりと本質を見極めることが出来る人達が運営しているんだろうなというのが伺える。

あと、この大学は胡散臭さがない。他の大学がアピールする時、どうも同じことを繰り返して言ってるように聞こえて人工的なのだ。それがミネルバ大学にはまったくない。

誠意を持ってやるプロジェクトは胡散臭くない。ミネルバを作った人達は誠意を持ってやってるんだろうなあというのが伺えるし、そういったプロジェクトは嫌いになれない。

それでも、ミネルバ大学の噂を聞くと「いいね!いいね!」といった声しか聞こえないのはやはり問題だ。新しい挑戦だからこそ不具合が生まれるわけで、その不具合を指摘しないで広がってもコケるだけだ。

ここまで大々的に反逆する機関はほとんどないだろうから、みんなと同じことを言うのはちょっと違うなと思って少し書き出してみた。どちらにしても、議論を生む面白い試みだと思う。

www.j-cast.com

ペルソナ5をクリアした

ブログ書く書く詐欺を繰り返してたけど、結局書くことは一度もなかった。

 

 書く気がなかったというよりは、忙しかったからだ。 

ずっと何かしなきゃいけないんだろうなってことは頭でわかってたんだけど、ペルソナ5というゲームを始めてしまって他のことが全く進まなかった。

で、やっとクリアした 

ネットでレビューがある通り、ペルソナ5はアトラスの歴史に残る素晴らしい作品になるのは間違いない。色々と終わらせてから思ったことがあったので少し書いてみようと思う。

ここから先、ペルソナ5やペルソナの前作(3、4)のネタバレがあるのでプレイ中の人やまだプレイしてない人でこれからプレイする予定がある人は見ないほうがいいです。あと、全く関係のない閃の軌跡のネタバレも少しするので、閃の軌跡のプレイが終わってない人も見ないほうがいいと思う。

 

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意識高い系のイベントを見学した

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あの忌々しい試験も肌寒い季節も終わり、気が楽になった。春の温かみをやっと感じられるようになった。ツイッターも再開した。いえーい……

 

色々と暇になったので、幾つかのことを試している。新しいゲームを始めたり前から気になってたことの調べ物をしたり久々にフォロワーと遊んだりして割りとリア充(笑)してるのだが、一番変わった経験だったのはいわゆる「意識高い系」の学生団体のイベントの見学に行ったことだった。見学してみて面白かったらこういったイベントにもっと積極的に出ようかなと思っていた。我ながらとても珍しいと思う。

僕が参加したのは、ちょっとしたボランティアのイベントだった。ボランティアを通して、組織外の人とも話をし、様々な方向で影響を与えようというもの。特定されたくないのでこれ以上は伏せる。

結論から言うと、僕に意識高い系は合わなかった。引きこもろう。

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